乳がん19年目でわかったこと

乳がん19年目。初発は完治、その後再発、再再発し、現在トリプルネガティブステージ4。がんになってわかったことをブログにまとめたら、誰かの役に立てるかもしれないという想いで書いています。

抗がん剤AC療法の副作用 ②口内炎

口腔内の変化

 

消化器系の粘膜は細胞分裂が盛んなため、抗がん剤によってダメージを受けやすい。そのため口内炎になりやすいと言われている。

 

抗がん剤ACを投与してから、口腔内にどんな変化があったか、私の例で振り返ってみる。

 

投与1~3日は何も変化はなく、4日目になって、口の中がピリピリ感じはじめた。

 

5日目に味覚障害で甘さ、酸っぱさ、辛さが感じにくくなった。特にケーキやパイナップルジュースのような、濃い甘さが感じない。

 

6日目に舌の先がピリピリし始めて、8日目には上顎に裂けたような口内炎が発生した。

 

9日目に歯肉炎が発生し、10日目に舌の先が裂けた。

 

しばらくは食べ物が染みたりしたが、病院に相談すると、口内炎は市販の塗り薬を使ってよいと言う。市販薬を塗って口内炎はすんなりと治り、舌先も自然に治ったので、それほど辛いものではなかった。

 

 

感染しやすい要注意期間

 

最も手こずったのが9日目からの歯肉炎である。歯茎が腫れ、顔まで腫れたのだ。

 

毎日コンフールで消毒して、アイスノンで冷やして、腫れが引くまで1週間かかった。もちろん歯科医院を予約して、クリーニングしてもらったが、まさか歯肉炎で顔まで腫れるとは思いもよらなかった。

 

口の中はもともと菌が繁殖しやすく、抵抗力が落ちてくると菌に負けやすくなる。

 

抗がん剤投与から約7日~14日頃が、最も白血球の数が減って、免疫力が低下し感染しやすくなるそうだ。通常であれば負けないような細菌に対してでも、簡単に負けてしまうという、感染しやすい要注意期間がこの、抗がん剤投与から約7日~14日頃とのこと。

 

この時期は自分自身の常在菌はもちろんだが、人込みに出かけないなど、感染には細心の注意を払う必要がある。