乳がん19年目でわかったこと

乳がん19年目。初発は完治、その後再発、再再発し、現在トリプルネガティブステージ4。がんになってわかったことをブログにまとめたら、誰かの役に立てるかもしれないという想いで書いています。

利己的な心が病を生む

ストレス(心)によって病気になる


誰もが病気になると原因は何かと考える。

がんの場合はなおさらだ。
 
気功のU先生によると、これまで診た人たちの9割は、ストレス(心)によって病気になってると言う。
 
その原因となったストレスとは、仕事だったり、人間関係だったりと様々だが、大半の女性は「夫やパートナーに愛されたいのに、思い通りに愛されていないと思って病気になった」というケースが多いのだそう。
 
[( ´Д`) なんだそれは?]
 
決して愛されていない訳ではなく、「“思い通り”の愛されかたじゃない」というところがポイントだそうで、つまり「利己的な愛」を求めていて、それが満たされていない、ということらしい。
 
夫に対する不満


“理想通りじゃないから不満“ということなら、確かに私も思い当たる。
 
なぜ○○してくれないのか?
なぜ気づいてくれないのか?
なぜ話してもわかってくれないのか?
 
自分の理想通りの夫でないことに対する不満。
 
夫に対しての不満は「くれくれ」ばかりで、言われてみれば確かにエゴの押し付けかもしれない。
そもそも思い通りの夫にしたいと思っていることに、無理があるのかもしれないが、、、
小さな不満が、長い年月を経て吹き溜まりのように溜まっている。
「言っても無駄だ」というあきらめの気持ちが、吹き溜まりをしこりのように押し固めている。

 
この不満だけで病気になると言ったら、世の中の妻は、こぞって皆が病気になってしまうのではないか?
 
昔の気持ちを思い出すこと


U先生は言った。

「治すのは簡単だよ。なぜ結婚したのかを思い出して、その頃の気持ちに戻って、夫と手をつなげばいいんだよ」
 
[(>_<) 先生それは無理!]

  知る(認識する)

    ↓
  わかる(理解する)
    ↓
  できる(行動する)

この壁は高く、腑に落ちるまで中々次へは進めない。知って、できるまでの間には、「わかる」が必要だ。先生が言うほど簡単ではない。
 
だけど、もし本当に夫に愛されたくて病気になったのだとしたら、何と狭い世界でいじらしく生きているのだろう。自分自身がとても健気でかわいらしく思える。
 
幸せの青い鳥


U先生のお話から、メーテルリンクの童話「青い鳥」を思い出した。
 
チルチルとミチル兄妹が「幸せの青い鳥」を追い求めて、さまざな場所を訪れて捕まえるが成功せず、夢から目覚めると、実は家の中に青い羽根があったという話だ。
 
この「青い鳥」は幸せの象徴で、 身近にある幸せに気付かずに「もっと幸せな何か」「より高い理想」を追い求めてしまうことから、「青い鳥症候群」という言葉もある。
 
現状に満足せず、より高いところを目指すというのは、一見すると非常にポジティブだ。
仕事で考えると、前向きで上昇志向なのだから、プラスの評価になるだろう。
だけど、実は現状を肯定しておらず、ある意味現状を否定しているので、ネガティブなマイナス思考とも言える。
 
現実を肯定して、あるがままに生きるということはとても難しい。