乳がん19年目でわかったこと

乳がん19年目。初発は完治、その後再発、再再発し、現在トリプルネガティブステージ4。がんになってわかったことをブログにまとめたら、誰かの役に立てるかもしれないという想いで書いています。

続・がんになってわかったこと

再発のショック
 
初発の乳がんから17年後に再発するとは、全く想像していなかった。
 
初発では手術して放射線治療を行い、皮下注射と投薬で7年間も生理を止めて、再発の恐怖に怯えながら日々を過ごしていた。その後も安心を得るために、年に1回、自分の誕生日には敢えて別の病院へ出向いて、保険適用外の自由診療でPET検査を受けていた。そしてようやく10年経ったあたりで「寛解した」と、安堵した記憶がある。
 
がんはいつでも再発するリスクがあるにも関わらず、これだけ長期に渡って治療を続けたのだから、もう「寛解」したのだと何時しか慢心するようになっていた。
 
だから、毎年受けていた人間ドックで「胸に気になる影があるので再検査が必要」と告げられた時に、忘れていた恐怖心が一気によみがえってきた。「まさか再発?」「なぜ?」と自問自答する一方で、「きっと間違いだ」と安易に思い込みたい自分がいた。
 
治療方針の相違
 
この時点で、すぐに初発の乳がんでお世話になった病院で再検査を行うと決め、人間ドックの結果を持って、診察予約を入れた。エコー検査でやはりがんの再発が疑われ、針生検で細胞を調べた結果、非常に悪性度の高い「顔つきの悪いがん」であることがわかった。初発の乳がんで温存した胸に、また局所再発、つまりほぼ同じ場所に乳がんが再発したのだ。
 
病院側から治療方針として提示されたのは、まず手術でがんを取り除くこと。次に抗がん剤治療を行って再発を防ぐこと。基本のセオリー通りだ。
 
しかし私の答えは、「手術は受けたいが、抗がん剤治療は受けたくない」と決めていた。「悪いものは取り除きたいが、悪いもの(毒)は入れたくない」という考えだ。しかもこの時は、かなり多忙でハードな日々を過ごしていたため、「抗がん剤で体力を落として弱ってる場合ではない」という思いも大きかった。
 
だから先生には、まず手術をお願いし、「抗がん剤治療はもう少し身辺が落ち着いてからスタートしたい」と、再発防止の治療を先送りにした。先生には「悪性度が高いがんなので、手術後できるだけ早くに抗がん剤を行う必要がある」と勧められたが、こちらの状況にも理解を示されて、まずは手術だけ行い、病院とは少し距離を置いた。
 
再発の原因と対策
 
この頃にはがんの再発は「極度のストレス」と「社会毒の蓄積」が原因ではないかと考えるようになっていた。
 
自分自身が「病気にならない方が不思議」と思えるほど、強いストレスを抱えていたので、ある意味、当然の結果とも思えた。そしてこれほどまでにがん患者が増えているのは、電磁波や化学物質などの影響による「社会毒の蓄積」ではないかと考え、これががんの再発につながっていると思うようになった。
 
そのため、手術後はストレス発散の意味もあって趣味にかける時間を大幅に増やし、楽しめることに集中した。
それと同時に生活の中で「毒」となるものを避けるようになった。
 
毒対策を具体的に挙げると・・・


スマートフォンを枕元に置いて寝ない

・PC使用後は電源を落とす
・電子レンジは極力使わない
・ラップはポリエチレン製に買い替え
・プラ保存容器をガラスや琺瑯製に買い替え

・毛染めは天然染料のヘナに変更
食品添加物の少ない食品を選ぶ
・農薬除去のための製品を購入   

・・・などだ。
 
今思い返して書き出してみると、全然甘いが、この時はできる範囲で生活改善を試み始めたのだ。
 
そして再再発で確信


再発手術から9か月ほど経ち、多忙さも落ち着いて生活が安定してきたころ、またもや同じ胸にしこりらしきものができてきた。日増しに大きくなるしこりに、私は再再発を確信する。

 

この時点で、もう驚きもショックもなかった。がんの原因が何であったとしても、西洋医学の対処療法だけで「寛解」出来るほど簡単ではない。全ての事象には必ず理由があるのだから、さすがに3度繰り返す意味を熟考して、自分のがんとしっかりと向き合わなくてはいけないと思った。

 

この後、病院を再診して再再発が確定するのだが、この再再発の治療に関しては、また改めてまとめたいと思っている。