がんになってわかったこと
はじめに
がんになってわかったこと、それは全ての事象には必ず理由があるということ。
私の心と身体は、私のものだとずっと思っていたし、そもそも病気が発症していなければ健康だと思っていた。
どんどん働いてどんどん稼げばリッチになって幸せになれると思っていたし、どんなに心と身体が疲れていても、好きなことをしていれば自動的に回復するものだと思っていた。
好きなものを好きなだけ食べても、野菜をたっぷり食べていたら、甘いものだって太りすぎなければ全く問題ないと思っていた。
全ては若さゆえの過ち。
初発の乳がんで、私は何も学ばなかった。
がんの怖さに怯え、権威のある大きな病院で治療さえすれば、全てが解決すると思っていた。
乳がんの5つのタイプ
乳がんには5つのタイプがある。
・ ルミナールA(ホルモン受容体陽性)
・ ルミナールB(HER陰性)
・ ルミナールB(HER陽性)
・ HER2型
・ トリプルネガティブ
この5つのタイプのうち、日本人の乳がん患者の約70%は、ルミナールA(ホルモン受容体陽性)という女性ホルモンが関係しているタイプだと言われている。
私の初発の乳がんは、まさにルミナールAの女性ホルモン関与の乳がんだった。
乳房温存手術でがんとリンパ節を切除し、その後再発防止のために、放射線治療と、ホルモン治療を行い、トータルで7年間生理を強制的に止めた。
この頃の記憶は、あまりない。
覚えていることは更年期障害のような症状が延々と続き、疲れやすく、視力が低下し、肝機能も低下したこと。投薬が終わって生理が来た時に、やっと長い冬が明けたと感じたことだけは覚えている。
まさかの局所再発
そして初発の17年後に、まさかの局所再発。
2回目の摘出手術で、がんのタイプは変わり、今回は湿潤性の高いトリプルネガティブの乳がんだとわかった。
さすがに再発の理由は?と自問自答するが、簡単に答えは出ない。
手術によってがんを取り除いたことで、少し時間ができたような気がして、一気にがんに関する本を読み漁り、「極度のストレス」と「社会毒の蓄積」が再発の原因ではないか?と考えるようになった。
・・・次に続く・・・